埼玉森林インストラクター会Forest Instructor Saitama

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2017年6月11日(日)  下刈り 報告
参加者:10名

報告者:高杉 茂

梅雨入りしたものの雨はいっこうに降らず、湿気も少なく、山の作業には程よい日和でした。5月に下刈りをした区域の続きを10名で取り掛かりました。 まださほど伸び放題という状態ではなく、たわわに実ったニガイチゴでのどを潤しながら、作業は順調に進み、11時半には予定の作業を終了しました。山菜研修の時に食べたモミジガサやゼンマイは50センチから1メートルほどに伸びてもはや山菜の様相は微塵もありませんでした。この時期に食材を確保するにはどうすればいいのだろうかと、ふと縄文人になったつもりで思案してみたが、ミツバくらいしか見つからない。山菜研修は葉の柔らかい時期に行ってきたが、季節を変えたときに果たして食材を得ることができるのだろうか。一年を通して食べ続けるための知恵とは。4月には、我々の山にも食料はかなりあるものだと思ったことはまさに「おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。・・・風の前の塵に同じ。」。今頃は飢え死にか。山菜を食わねばならないのは春だけではないことを自覚した次第です。 昼食は、10人は楽に集えるウッドデッキの上で食べました。桂さんが作ってくれた階段のおかげで登りも下りも快適でした。昼食後、毎回実施している植物の同定は、多少なりとも生きる知恵の足しになるものと信じ、今回も26種について学びました。

ウッドデッキの階段
クサイチゴ
ニガイチゴ
ヤブヘビイチゴ
ヤブムラサキ
イボタノキ
ドクダミ
ハンショウヅル


【ドロバチの仲間】 ススキの葉にドロバチの巣らしきものがあり、中を見てみたら、ハエトリグモが幼虫の餌になっているのが見られました。インターネットで調べてみると、アメリカジガバチの巣の中からハエトリグモが出てきた写真を見つけました。 成虫は確認していませんが、狩人はジガバチの仲間のようです。捕まえた餌を殺さない程度の麻酔をかけて、幼虫 が蛹になるまで少しずつ食べるとのことです。

ハチの巣
ハエトリグモに寄生する幼虫
巣の中にいたハエトリグモ

2017年5月14日(日)  ときがわ仁志の森、下刈り作業など(作業)報告  

参加者:9名    

報告者:河野 満
いつもの通り集合場所に行くと空手大会のため駐車場は車と人が溢れていて、駐車出来ないのでそれぞれの車(6台)で仁志の森に向かいます。 本日の参加者は9名、昨日の雨で樹々が活き活きしていて日差しは無いものの作業するにはちょうど良い気温。森に入るとすぐ見えてくる立派なウッドデッキが気になりますが、それはそのうちゆっくり堪能したいと思います。 本日の作業は、下刈りと物置外壁のグレードアップ。また、森の植樹状況を確認するための樹木マップ作成調査も実施しました。物置班3名と別れ、下刈り班はヒノキが植林された場所の上部からさらに上に向かって刈り進みます。ニガイチゴとフジが二大厄介者です。11時ごろ一段落したので、植樹実施図予定図の確認作業を行いながらテーブルに戻りました。 物置班は防水シートを張り終え、頂いたフローリング材の貼り付け中でしたが、作業にキリをつけてもらい全員で昼食にしました。昼食後は皆で持ち寄った植物の同定会、本日は約25種類の同定が出来ました。ツルグミ、ハンショウヅルの2種は、私はこの森で初めて確認しました。 植樹調査のためメインの歩道を歩き、iphoneのGPSアプリで軌跡を記録してみましたのでご覧ください。 https://drive.google.com/open?id=1lEaSQm89Bf3youukAAjWTby5szA&usp=sharing ※ GPSの特性で、実際の位置とずれている場合もあります。 ※ いくつかのマークをクリックすると写真が表示されます。 ※ 左のウインドウ内の一番下の □基本地図 の□にカーソルを合わせると地図のスタイルを変更することが出来ますので、色々な基本地図で見てください。 ※ 不具合な点等ございましたら河野 kabayaki3@gmail.com まで連絡下さい。

作業前
作業後
ツルグミ
ハンショウヅル
ガクウツギ
マルバウツギ

2017年5月1日(月) ときがわ仁志の森のウッドデッキが完成
おかげさまで、ときがわ仁志の森のウッドデッキが完成いたしました。これで森林インストラクター会の活動の巾がだいぶ広がるかと思います。多いに利用して頂けますようにお願いいたします。(記:芳野)

2017年4月30日(日) ときがわ仁志の森のウッドデッキ 作業
この日の集合時間は、森づくり活動よりも30分早い8時30分。芳野さん、小泉さんは先行し、高杉さんの車に同乗して仁志の森に行く。ウッドデッキの基礎工事は昨日までに終了しているので、本日は床張りと手摺りの設置が主たる作業。参加者は、小泉、高杉、芳野、横山、星野の5人。 床張りは、雨水が滴り落ちるために床板相互の間に僅かな隙間を空け、それをビスと釘で固定。床工事が終わってから入口となる東方向を除いて三方向に手擦りを設置し、さらに手摺りと床との間に安全確保のために桟を入れた。これが終了したのは、11時30分。小休止なしで頑張ってきたので昼食にし、昼食場所は完成したばかりのウッドデッキで、5人が最初の利用者となった。昼食時には、高杉さんが用意してくれたコーヒーを喫す。この時期、ウッドデッキは周囲のケヤキとカツラの葉が適度の日陰を作り、晴天にも拘わらず涼しく,心地よかった。この環境のお蔭で、本日の弁当は、何時になく美味しく食べられました。   昼食後は、東側部分にコンパネ2枚を張り、ウッドデッキは完成しました。面積は,約8畳で大人が10人は寝られるスペース。これを離れて眺めてみると「アルフィーの曲“メリーアン”に登場する白いバルコニー」を思わせる見事な出来栄え。そして、このウッドデッキは入口および既設のベンチにも近く、何かと便利。しかも、道路からは木々で遮断されて目立たないのは、好都合です。 思えば、ウッドデッキの話が持ち上がったのは、平成28年4月。しかし、経費面から先送りとされてきましたが、今年3月設置場所の選定や一部資材の調達が可能となったのを契機に一挙に具体化に進み出しました。 幸いだったのは、1級建築士の芳野さん、ものづくりに長けた横山さん、土木技術者の小泉さん、電気工事士の高杉さんの4人の特異な技能を持つ方がいたこと。この方たちの存在なくして、自前で完成させることは無理だったでしょう。 心から感謝いたします。  ウッドデッキは、当会の活動の幅を広げるもの。皆様の前向きなご提案により、有効に活用して行きましょう。(記:星野 芳男)









2017年4月29日(土) 山菜研修 報告
報告者:青柳 徹
麗な新緑の景色に見とれていると暫くして車は山の中に入る。特に看板も何も無い場所に停車したので、初めての私は一瞬戸惑うが、先発隊の方が荷物運びを手伝う為に待機しているのを見て、此処が「埼玉インストラクターの森」なのだと気付く。 平日はサラリーマン。土日祭日は子ども会等の青少年育成ボランティアを行っている私は、なかなか参加出来ずにいたが、埼玉森林インストラクター会に入会して3年目にして始めて総会以外の行事に参加することが出来た。 4月29日 参加者15名。麓のせせらぎホール駐車場に9:00集合。そこから数台の乗用車へ分乗して研修場所の「埼玉森林インストラクターの森」に着いた。 「埼玉森林インストラクターの森」は、地主様より長期間借用している研修等に使用している場所で、近くの荻が丘小学校の児童達に植林体験をしてもらう事業等も行っているとの事。 先発隊の方々が既に準備を整えており、全員の簡単な自己紹介を終えると、早速山菜や野草等を採取しに行く。 私は、ある程度は机上で予習をしたものの、そんなものがフィールドで役立つ筈も無く、ドクダミとモミジガサぐらいしか判らなかった。あとは柔らかそうなものを採取し、同定してもらう事とした。 30分間程で再度集合し参加者が採取した多種多様な植物の同定を行う。一つ一つの種を同定するのであるが、薀蓄や経験談などの話も出て、約47種の同定に2時間以上かかったような気がする。例えば山登りでも個々の草木に引っかかり100m進むのに30分くらいかかる事のある研究者の気質を感じる。 諸先輩方が作ったテーブルに天麩羅用とおひたし用、食べない種に整理して並べた時は既に12時を回っていた。天麩羅班とおひたし班に分かれて調理開始。この日はカタクリの差し入れがあり、カタクリもおひたしにする。ワサビは、サッと茹でた後、タッパに入れて振っていた。通常は揉むとの事だが、密閉する事により辛味が出る。人が求めるワサビの香味は、ワサビにとっては、揉まれたり密閉される事に対する防衛手段。つまり悲鳴なのであるが・・・。 さすがにベテランの先輩方、手際も良く、程なくテーブルに料理が並ぶ。ノンアルコールビールの差し入れもあり、全員で乾杯して試食する。 カタクリは知識ばかりで、実際に食べたのは初めてだった。関東では貴重な植物であり、ここまで育つのに7~8年かかる。7~8年間の光合成によって蓄えられた栄養を食べると思うと、なんだか元気になれる気がする。 ワサビも特有の香りと味で、とても美味しい。 天麩羅にした種については、微妙な味の差異はあるものの、野草の自己主張はあまり無いように感じた。みなサクサクで天麩羅を揚げた方の腕のお陰であろう。 おひたしは、全体的には苦味と酸味が主な基本味。辛味も添えられ、まるで人生の如し。 この後、モミジガサ、ユキノシタ、ハルジョオンを天麩羅蕎麦用に追加採取する。1~2年前に植菌していた椎茸も直径10cm以上に大きく育っており、これも採取して出汁としたり天麩羅に揚げて山菜天麩羅蕎麦が完成。 薬味にサンショウやミツバを刻んで入れたが、とても美味しい。今後、蕎麦を食べる時は普段からサンショウを入れようかと思った。 最初は皆さん、黙々と食べていたが、食べ終わる頃になると雑談が始まる。新米会員の私にとって、博覧彊記な先輩方の雑談は貴重な情報源で、大変勉強になった。 15時頃には雨が降るかもしれないとの事で、デッキ作りと後片付けを急ぎ、来た時と同じ様に乗用車に分乗して麓へ向かった。 中毒事故の危険もある山菜取りではある。しっかりと同定出来る目を養い、勉強して行きたいと思う。採取している時「まずは、食べてはいけない物をしっかり学びなさい。」と何気ないアドバイスを頂き、学ぶ糸口を得た。また折角の今回の研修を一暴十寒とせぬ様、まずは復習を・・・と書いて、ふっと気付いたのだが、このレポートを命じられたのも、そういう意味だったのかもしれない。 あらためて、有難う御座いました。










山菜研修報告20170429へのリンク

2017年4月13日(木) 都幾川 鹿害防止ネット設置作業について 作業報告
鹿害防止ネットの製品名は、サプリガード。支柱とネットで構成され、支柱は1,8m、ネット1.4m。我が家に届けられたサプリガードを私のセダン型乗用車に積み込むと運転席を確保するのがやっとのために、池田さんと2人の作業にも拘わらず乗合は無理で,車2台で現地に行く。  森林インストラクターの森での作業は、東側最上部に3月7日に植栽したコナラおよびクリ計15本について仕様書を見ながら、支柱→ネット→結束バンドの順でサプリガードを設置。最初は時間を要したが,次第に慣れて11時30分までにこのエリアは終了した。 ただ、珍事がありました。3月7日の植栽時に、竹の支柱を立て、その根元に植栽木を置き順次植栽していったが、2本が植栽されずに放置されていた。 幸いにも、植栽木の根を菰でカバーしていたために枯死してはいなかったので、この2本を植栽した後にサプリガードを設置した。  西側(下部川寄り)に移動し、クヌギ5本にサプリガードを設置して作業は終了。開始から終了まで、小休止をせずに作業をしたが、時間は正午を過ぎていた。 当初は、私一人で作業する予定であったが、池田さんのご協力があったお蔭で昼食前に終了できました。単独では1日仕事だったと思われます。当初は、これ以外に平成27年に植栽したイロハモミジ20本のネットを外して整枝することを考えていましたが、取りやめとして、後日やることにした。天候は、晴れで暖かく作業のしやすい日でした。  植栽木20本にサプリガードを設置しましたが、東側最上部の2本は、先端部が折れていました。鹿害と断定はできませんが、植栽木の芽吹きは始まっており、クヌギについては芽がかなり膨らんできており、設置時期としてはギリギリの感じがしました。 鹿害は、酷くなる一方です。平成30年3月においても広葉樹を植栽するならば、今年のように後追いで設置するのでなく、27年および28年と同様に植栽と同時に設置すべきと考えます。ご配慮をお願いしたい。  この時期の花は、アブラチャンが終わり、ヤマザクラは僅かに花びらが残っている程度。 スミレ類はタチツボスミレが目立ち、山菜はモミジガサが見られましたが、ヤブレガサは見つけることができませんでした。 記:星野






2017年3月7日(火)  萩ヶ丘小学校植樹体験
立春を過ぎてひと月以上経つのに寒い日だった。 萩ヶ丘小学校4年生の生徒7名(男子2・女子5/予定では8名・1名欠席)の植樹体験の支援である。森林インストラクターの森から、大椚第二小学校があった方向を見上げると、山回り(風花や雪で山が霞む状態)が確認出来た。植栽地にもその余波で風花が舞う、そんな寒い日だった。 事前準備がされていて、植栽ポイントにはヤマツツジと竹の支柱が用意されている。百本の苗の内、前もって60本ばかりを植栽した。10時30分小学生が到着。寒さで赤くなったほっぺたにあどけなさが窺える。黛会長の森の話の後、簡単な植え付けの説明に続き、マンツーマン以上のサポートで植え付けが始まる。手慣れた子もいれば、初めてであろう体験に戸惑う生徒もいる。私が付いた生徒(女子)は始めの1本だけ戸惑っていたが、飲み込みが早く、2本目からはスムーズに植え付けた。 11時15分までの短い時間ではあったが、30本ほど植え付けた。記念写真の段になると、やれ『1+1は?』だの『6÷3は?』だの、なんとかしてVサインを出させようとカメラマン(カメラウーマン)も必死だ。その気持ちを慮るようにVサインを出す生徒達であった。
****** 平成16(2004)年4月に大椚第一小学校、大椚第二小学校、平小学校が統合され萩ヶ丘小学校として開校し、その翌年からずっと植樹を行っているという。以来、13回の植樹で1300本のツツジが植えられた、と田中校長も喜んでいた。 (改めて埼玉森林インストラクター会の諸先輩方に感謝いたします。)
****** 午後は小学校に伺い、先ほどの生徒達と交流のクラフトである。輪切りにしたヒノキを使ってオリジナルペンダントを作成。感心するほど上手な絵を子供達は描いた。思い出に残る宝物になればと思う。 また、廊下には常緑樹と落葉樹を調べた成果が貼ってあった。なかなか鋭い観察で、将来の森林インストラクター候補、楽しみだ。
参加者 【岩田、星野、黛会長、池田、桂、河野、高杉、中村、横山、芳野、山中 計11名】 (報告:山中正彦)

植栽風景
集合写真
木の輪作品
教室にて

2017年3月5日(日)  動物写真と動画
鹿の動画 youtuへリンク

鹿
イノシシ
タヌキ
アオサギ

2017年3月5日(日)  仁志の森活動(作業)報告
今日の作業は明後日に予定されている都幾川町立萩が丘小学校四年生による植樹体験学習の準備。用意した苗木は山つつじ100本、小楢10本、栗と椚が各5本の計120本。  参加したFIS所属メンバーは13名。2班に分かれ作業を開始。  一斑の作業は苗木120本の運び上げ。道路下から渓流越えに20メートル程ロープを張り、滑車に掛けた袋に苗木を積み込み、植栽地下まで運ぶ。もう一斑は植栽地の地拵えと竹の支柱の打ち込み。両班ともに順調に作業は進行、午前中の作業を終える。 昼食後は全員で苗木を植栽地まで運び上げる。人海戦術で運び上げはなんなく完了。  植栽地から西方を見上げると、同小学校統合前の大椚第二小学校跡地に建つくぬぎ村体験交流館の赤い屋根がよく見える。廃校となったのは2004年のことだから今回の植樹体験学習に参加する生徒達の生まれる前だが、これも何かの縁か。14:30には予定した作業を全て終えることができました。 記:中村

支柱・コナラなど
ヤマツツジ
荷揚げ
支柱立て
旧 大椚第二小学校(現 くぬぎむら体験交流館)

2017年2月12日(日)  下刈りとウッドデッキなど
本日の作業は、以前、ナツツバキやヤマボウシを植栽した区域の下刈りとウッドデッキを設置する 場所のくい打ちを行いました。参加者10名が2班に分かれてそれぞれの役割を手際よく終わらせました。 植栽地の中央にあった大きなタブノキも今後の植栽予定と周囲への被圧を考慮して、横山さんにチェーン ソーで伐り倒してもらい、材はキノコのほだ木として利用することにしました。午後は、3月5日の 「植樹の準備」に先立って荷揚げ用のロープのセッティングの検討を行い、ほぼうまくできそうな感触を 得ました。動物カメラには1月10日にシカが2頭記録されていましたが、カエデの樹液はペットボトルに 2cmくらいしかたまっていませんでした。また、今回は新潟県から埼玉県に移住された浅井さんが埼玉会 に入会され、初参加するといううれしい出来事もありました。以下、浅井さんの初参加の印象です。(高杉)
「初参加の印象について」  
私自身勝手がわからなくて見ているような状況でした。会員一人一人は自分の分野できびきびとやっておられました。林業や生態系について専門的で非常に精通していて素晴らしかったです。ただ、チェーンソーは一人しか持っていなく、その人しかやらないようでしたが、だれでもが横断的に何でもできるようになるとよいと思いました。作業する場所も斜面で厳しく、私たちの運動がまだまだ広く認知されていないことを物語っているようです。    (浅井)

下刈り作業
タブノキの大木
伐倒作業
誰のフン
こちらは誰?
ウスタビガ

2017年1月9日(日) 小学生による植樹の準備
明けましておめでとうございます。 新年から3日までぽかぽかの陽気が続き、平年並みの気温ではやけに寒さが身に沁みます。 きょうは午後から雨が予想される中、10名の方が参加され3月に予定されている萩ヶ丘小学校の児童による植樹のための地拵えを行いました。 まずは地拵えの範囲を皆で確認、あまり太い木は見当たらずモミジイチゴ等のブッシュを刈り取りが主となりそうです。 作業で一番太い木は風に倒されてしまったヌルデで、枝先に五倍子が沢山付いています。 かつて五倍子はお歯黒等に利用されていたそうですが、タンニンを多く含むため現在も接着剤などに利用され中国から輸入されているそうです。 ヌルデの枝を整理していると、切り口から思いがけず美しい年輪が現れました。 コースターにしようと50cmほど持ち帰りましたが、アイデアが貧困で他に思いつかないのが哀しいです。
2時間足らずで作業は完了。雨が心配なため、午後に予定していたカエデの樹液採取の作業とウッドデッキの設置場所等を検討しました。 樹液採取は直径33cmと22cmのイタヤカエデで約50cmの高さにセットしました。 1年目は2リットル採取出来ましたが昨年は採取できず、聞くところでは10リットルくらい採取出来るそうで、開始時期をこれまでの3月から1月に早めました。 10リットル採れたら煮詰めるのが大変だと今から心配しています。
前回11月29日にセットした動物カメラですが、残念ながら映像には動物の姿はありませんでした。 カタログによるとトリガースピードが1秒なので、走って来る動物は撮影が始まった時には既に画面から外れているのかもしれません。 カメラの位置を広く見渡せる場所に移動しましたが、動物の心も女心もまだまだ勉強が必要です。 (河野 満)

地拵え作業
巻き落とし
樹液採取
ヌルデの年輪