埼玉森林インストラクター会Forest Instructor Saitama

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2003年2月15日(土)  地ごしらえ

2003年3月15日(土)  地ごしらえ

冷たい小雨が降る中、斜面をひたすら上へ向かって地ごしらえ。昨年、一番最初に植樹した列がようやっと最上部まで達してきました。食後には、「ぶり縄」を体験。2本の木片をロープでつないだだけの、木を登るための道具です。手順どおりにロープを廻して木にくくりつけると、意外にしっかりとしていて、登りやすい。登るのはできても、降り方は…。木を抱えて滑り降りてくるんだそうです。そっちのほうが難しそうで、上に登る気は起きませんでした。(秋山進)

「ぶり縄」を体験。


2003年4月19日(土)  植栽

右手に鍬を握り、苗の入った麻袋を左肩に担いで斜面を登る。下段からカツラ、スギ、ホオ、ヤマザクラを植えていく。20㎝も掘れば褐色森林土が見えてくる。大きな石が多い。全員が横一列になりメジャーを広げ等間隔に植えながら斜面を上がっていく。
まず、地被物(落葉、石、草本等)を取り除いて表土を覗かせる。このとき斜面上側を広めにとる。植穴をあけ土を下側に乗せて水平な台を作る。根を広げ穴の上側の土を崩して埋める。苗をつかみ左右に揺り動かしながらまわりを踏みつける。仕上げに周囲に避けた地被物をかけておく。これが乾燥防止になるからだ。大きく育てよ。(木)


ヒノキの苗木。大きく育て!


2003年6月8日(土)  植生調査

大澤氏の指導で植生調査。見たこともない測量機器に一同皆、興味深々といったようすだ。この日の森は、「クサギ、上2m、下1.2m!」の声が大きく響いた。植物標本づくりにも挑戦。今後、植生の変化を観るための重要な資料となる。(木)


測定器具の説明。

2003年6月28日(土)  下草刈り、標本作成

2003年8月23日(土)  下草刈り

下刈。猛暑の中の作業は相当に厳しい。1時間もすると汗でびっしょりになった。地起しが十分でないため長い鎌が引っかってしまう。苗木の周りを中心に刈っていく。50cm前後の苗木はベニバナボロギクなどの草本にすっかり隠れている。絡み付いたヤマノイモのつるを丁寧に解いてやる。イノシシが掘り起こしたのか、所々撹乱された土壌がすっかり白く乾いてしまい、傾いている苗もある。樹木も子供のうちはよく見てやらないと弱いのだ。一作業を終えたところで、渓流で昼食、ひんやりと涼しくて心地よい。(木)


作業後はぐったり。

2003年10月25日(土)  標柱建て、地ごしらえ

岩田会長直筆「森林インストラクターの森」と書かれた3寸角のヒノキ柱が登場。これを使ってこの森の標を立てる。火を起して柱材の表面から1cm くらいの4面を焼く。地下に埋めたとき、水分の出入りによる伸縮を抑え腐食を防ぐためだ。その後、地ごしらえ。今回は、いつもの横一列になった作業でなくある程度の面積に集約して伐採する。アブラチャン、クサギ、アカメガシワ、クマイチゴ、モミジイチゴ等を刈り取る。短時間で目に見える成果が出た。(木)


標柱の天辺はバーナーで焼く。
標柱の前で記念撮影。

2003年11月22日(土)  地ごしらえ、ヘキサチューブ取り付け

シカの食害を防ぐため、ヘキサチューブの設置を試みました。使ったのはペットボトル。1.5~2リットルの大きなペットボトルをカッターで切って連結するだけで簡単に作れます。そして出来上がった手作りヘキサチューブを昨年植えたヒノキに設置。シカの食害は免れそいうだけど、ちょっと窮屈そう…。(秋)


ペットボトルの上下を切り取って連結。
ヘキサチューブ装着!

2003年12月13日(土)  間伐・枝打ち

この日は、戸口さんの山を借りて、間伐と枝打ちの作業を行ないました。(秋)


意図した方向へ倒すためのコツを学ぶ。