研修報告
2016年5月18日
埼玉森林インストラクター会 平成28年度第1回現地研修会
「巨木の里ときがわ」の巨木めぐり
報告・池田 雄二
■日時:平成28年5月18日(日)
■天候:快晴 ■参加者:黛、星野、高杉、芳野、近江、池田
ときがわ町は、面積の7割を山林が占め、古くから“木のくに”として、森や木々を大切に育ててきた地域である。 その中には何百年もの間、風雪に耐えながらも圧倒的な迫力で存在する巨樹、古木が数多く存在する。 今回はこの「巨木の里」において、当会が森づくり作業を行っている椚平地区を中心に、第1回現地研修会として「巨木めぐり」を実施した。
なお、「巨木の里ときがわ」については、森林インストラクター協会発行の「日本の森100」の中にも掲載されているので、この本をお持ちの方は併せて参考にして下さい。
実施に当たっては、研修担当の吉野さんの案内により車2台に分乗し行われた。
○「巨木めぐり」コース
せせらぎホール駐車場→(1)大カヤ(県指定文化財)→(2)児持杉(町指定文化財・萩日吉神社)→(3)越沢稲荷の大杉 →(4)向尾根のヤマザクラ→岩窟大日(大日様)→(5)姥樫(町指定文化財)と(6)カツラ→森林インストラクターの森 →せせらぎホール駐車場
せせらぎホール駐車場を9時にスタート。車移動とは言うものの、山歩きも結構強いられる。但し、天候に恵まれ、森は新緑に覆われて清々しく気持ちが良い。 そうして辿りついて見た巨木達は、どれも太く、生命力に溢れた強靭な形で存在感を放っていた。 今回観察した巨木は全部で6樹、それぞれ枝の張り具合や、樹木のねじれなどに特徴が見られた。 これら巨木の神々しいまでの姿を目にすると、これから先、風雪に耐えながらも何百年も生き続けてくれと願わずにはいられない。 また、行く先々で歴史ある神社や祠などが散見され、自然のみならず、その地域固有の人間との関わりを感じることが出来る。
しっかり練られた計画に則り、ほぼ予定どおりに「巨木めぐり」は進行し、途中、沢にかかる滝などで一服しながら、12時30分頃森林インストラクターの森に到着。 ゆっくり昼食などをとり、その後せせらぎホール14時頃着、解散。約5時間に亘る研修で、改めて「巨木の里」の自然、歴史の一部を垣間見ることが出来た。 |