埼玉森林インストラクター会Forest Instructor Saitama

研修報告

2016年4月3日
埼玉森林インストラクター会研修会
加治丘陵自然散策会
報告・久保 雅春

■コース:飯能森林センター→入間川右岸→加治丘陵(阿須丘陵)→長澤寺→加治丘陵(阿須丘陵)→飯能森林センター
■参加人数:13名

飯能センターへ向かう途中は小雨であったが、飯能センターへ到着すると、参加者の普段の心がけが良いのか、曇りに変わった。
まずは、黛事務局長(現在会長)から新入会の近江様への埼玉森林インストラクター会のバッジの贈呈から始まりました。 その後、原田ガイドから、コース説明の後、散策会がスタートしました。
まず、入間川の右岸を川下へ歩きました。川の堤を川沿いの道に降りる際、ヤブカンゾウが群生していました。 また、川沿いに、オランダミミナグサ、セイヨウアブラナ、セリバヒエンソウ、ニリンソウ、アマナ、カキドウシ、ヒメオドリコソウ、オオアラセイトウ、イヌコリヤナギ(?)が花を咲かせていたました。 春を実感しました。原田ガイドより、ソメイヨシノの花を用いて、元気なソメイヨシノの説明を受けました。 一つの冬芽から4個以上花が出ていれば、元気があるとのことでした。みんな、感心していました。
加治丘陵へ向かう途中、シュンランが2輪花を咲かせていました。加治丘陵の入り口近くに、カタクリの花の群生地があり、みんな感激、写真を撮りました。 ヒロハアマナは花が終わり、実になっていました。
長澤寺には、オニノゲシ、ムラサキケマンが花を咲かせていました。原田ガイドより、このエリアでは現在、50%の寺にアライグマがきているとの解説を頂き、 みんなでアライグマの爪痕を探しました。柱に、木の壁にアライグマの爪痕を発見しました。また、小さなヤモリも発見しました。
加治丘陵にてモミジイチゴ、カントウカンアオイ、ヤマエンゴサク、ノジスミレ、タチツボスミレ、アカシデの花を観賞し、また、ウワミズザクラの芽吹きを観察。 小川のほとりにて、ヤマネコノメソウの実をみんなで確認しました。
多くの春の息吹を感じ、心身ともにリフレッシュし、有意義な自然散策会でした。原田ガイド、関谷ガイドに感謝!!!