研修報告
2013年10月13日
長瀞~宝登山踏査研修会
報告・渡辺英城
■日時:平成25年10月13日(日)
■天候:晴れ
■参加者:7名
連休中日の10月13日は、雲ひとつ無い秋晴れに恵まれました。今回踏査するルートは、日本森121に選定されているとのことです。
斉藤さんの案内で集合場所の長瀞町営駐車場を出発し、宝登山神社参道を横断して北側へ向かいます。集落の奧の沢沿いの道から山に分け入り、スギ・ヒノキの植林地を進んでいくと、沢の中にプールのようなものが見えます。ここは氷池と呼ばれ天然氷を作る製氷池とのことです。
この先から周囲は明るい雑木林に変わり、さらに進むと野上駅方面から続く、通称長瀞アルプス縦走路に突き当たります。この辺りでは、主にコナラ、クリ、イヌザクラ、ウワミズザクラなどが見られました。
縦走路に合流してからは快適な尾根道が続き、今回のルートの核心部となります。赤い実を付けたオトコヨウゾメやコバノガマズミがよく目立ち、この2種は良く似ているのですが、オトコヨウゾメは葉柄が赤紫色を帯びていること、コバノガマズミは葉柄の基部から小さい針状の托葉が出ていることなどから見分けることが出来ます。
一旦舗装された林道を経て再び山頂への登山道へ入ると、目の前に急な木の階段が現れます。どこまで続くのか、先の見えない不安の中で黙々と約200段を登り切ると、宝登山山頂へ無事到着となりました。広けた山頂には多くの行楽客が見られました。
山頂で昼食をとり、宝登山奥宮へ参拝した後、植物観察をしつつ下山いたしました。
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