埼玉森林インストラクター会Forest Instructor Saitama

森林インストラクターの森 活動報告

2017年11月12日(日)
枝打ち・山芋掘り
参加者 10名
報告者 渡部

少し遅刻して打ち合わせが終わってからの参加となってしまいましたが、久し振りに森林インストラクターの森の活動に参加しました。今日は、2002年に植林したヒノキの枝打ち作業。作業に入る前に作業方法と安全を含めた説明があり、その後、動かないよう脚立を押さえる人と登って枝打ちをする人と2人1組で作業に入り昼まで交替しながら作業をました。脚立の高さの関係で、本来の枝打作業と言うよりはかなりの部分が枯れ枝の処理になってしまい生枝の所まではまだまだでした。今回の作業で、良材を育てるのは大変だと改めて感じた作業でした。又、これから先の枝打ち作業では、安全帯の使用が今回以上に必要ではないかとも思いました。それと、ヒノキの林床の光環境の事もそろそろ考慮に入れる時期に来たのではないかとも感じました。今日は、風も無く穏やかな作業日和でした。
(午後の報告:高杉) 昼食後、午前中の枝打ちのとき、ヒノキに絡みついていた山芋を掘ってみましたが、植栽後15年経ったヒノキの根に阻まれ、20cmしか掘れず断念しました。その後、今後の楽しみの種とすべく山芋のムカゴを5か所に分けて埋めました。3年後に掘ってみたいと思います。また、以前から仁志の森で樹木の観察会ができるようめぼしい樹木を伐採せずに残すべきだとの提案があり、選木を行いました。この日は12種類を選定し、リボンテープでマークしました。今後は樹名板を取り付けて観察会に備えたいと思います。そして、みんなが驚いたのは、2年半ほど前に打ち込んでおいたヒラタケの榾木にびっしりとヒラタケが生えていたことです。一同、「すごい!」を連発しながら夢中になってヒラタケを採り、ひのきに生えたナメコと合わせてどっさりと山の幸を持ち帰りました。その後、動物カメラのデータ回収と乾電池の交換をしてこの日の作業を終えました。
【残すべき樹木の選定】
コナラ、 ホオノキ、 ヤマザクラ、 エゴノキ、 オオモミジ、 ヤブツバキ、イ ヌガヤ、カラスザンショウ、 タブノキ、 ヒサカキ、 ヤブデマリ、 ハクウンボク

(写真)枝打ち作業、ナメコ、ヒラタケ、ヤマノイモ、収穫、野外カメラ