埼玉森林インストラクター会
2016年9月3日

埼玉森林インストラクター会研修会



報告・佐藤 善治

 【変形菌】
粘菌とも。葉緑体を欠き、腐生生活をし、栄養体が変形体をなす菌類の総称。 群によって異なった生活史を有し、朽木、糞などの有機物、高等植物、淡水・海水中の藻類などに生育。(中略)
朽木、落葉、地上に粘液状の変形体を広げ、これから多くの子実体が出る。 子実体の色や形は変化が多く、いずれも内部や外側に無数の飛散し易い胞子を作る。
(『百科事典マイペディア』)

 この何ともケッタイナ生き物に関する研修会が「さいたま緑の森博物館」を会場に開催され、FISからは私を含め9名が参加した。
 講師は、自称「年金もらって、粘菌暮らし」の吉田隆介さん(所沢粘菌同好会々長/緑の森倶楽部会長)ほか所沢粘菌同好会のメンバー三名の皆さん。
 まずは吉田講師から変形菌について、基本的知識のレクチャーを受けたが、ど素人の私としては眼からウロコのことばかり。例えば・・・・・・・
「一生の間に動物的状態(変形体)と、キノコ状態(子実体)へ変身する不思議な生きもの」
「森の中で、分解者の数を制御する役割、 つまり、栄養をゆっくりと森に返す役割がある」
「見る眼さえ持っていれば、いつ、どこにでも見られるものである」
「日本には全世界で確認されている変形菌の半分以上が存在し、日本は変形菌の宝の山だ!」

 この後、参加者各自が持参した菓子箱とルーペを持って森の中へ繰り出すが、 粘菌同好会メンバーの手助けなくしては中々見つけられない。ほかならぬ私も「これだ!」と採取しようとすると、 「これはカビ」、「それはキノコ」との指導を受け何やら情け無いありさまであったが、 同好会の皆さんの丁寧なアドバイスにより、ようやく何種かをゲットすることができた。

 机上に持ち帰り、吉田講師の同定によってヤニホコリ、ムラサキホコリ、クラカタホコリを始めとして約20種を確認し、 その一つ一つを顕微鏡で覗き込み、時には美しく、時には奇妙な姿カタチを堪能させて頂いたが、 最後に見たソラマメホコリはこの名、付けも付けたり、ソラマメそっくりの姿にはビックリした。

 芳野研修委員長発案によるこの研修会、とても有意義かつとても楽しかったことは言うまでもない。






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