埼玉森林インストラクター会
2016年1月17日

埼玉森林インストラクター会研修会



報告・森永 直也

 年が変わり、幾分冷え込み始めた1月17日、所沢市の埼玉西部消防局にて開催された救命講習に参加してきました。 当会から6名の参加があり、過去に受講された経験者もいらっしゃいましたが、私は初めての参加。 街中でよくみかけるAED、その基本的な操作を知っておきたいというのが参加の動機でした。
 当日の講習は「普通救命講習1」という3時間の受講コース、最後に実技試験を伴わない内容などから、救命講習の入門編といった位置づけのコースのようでした。

 最初はスライドを使って、救急車が到着するまでに一般の人が行うべき「一次救命処置」の基本について説明を受けました。 平均的な救急車の到着時間が8分以上を要するのに対して、心臓が停止し血液の循環が途絶えた脳は4分程度で手遅れになるとのこと、一次救命処置の重要性がよく理解できました。
 座学の後は実技の指導が始まります。まず参加者2名がペアとなって、のどに物を詰まらせた人を助ける「異物除去」や、怪我などによる出血の「止血法」を実技。 参加者が比較的少人数のため、講師の方も一人一人に密度高い指導となりました。

 後半はダミーの人形や実際のAED装置を用いた「心肺蘇生法」を、反応の確認から手順を踏んで、繰り返し練習していきました。 私が当初の目的と考えていたAEDに関しては、装置から音声によるガイダンスが流れるなど、案外素人でも扱いやすいことが分かりました。 一方、AEDの処置と組み合わせて行わなければならない「胸骨圧迫(心臓マッサージ)」と「人工呼吸」に関しては、テレビ等でイメージとしては知っていたものの、 実際はイメージと異なる部分が多く、今回の受講で認識を新たにしました。 ハイテンポな圧迫のリズムや、しっかりと気道を確保しての人工呼吸は、未体験の方にはぜひ一度試しておくことをお勧めします。

 登山好きだという講師の先生もおっしゃっていましたが、救急車も呼べないような山の中での救命活動については、 当然困難な場合が多く、臨機応変な救助者の判断が求められるとのこと。深刻な状況に至らないよう、 事前の準備にてリスク回避を図っておくことがまずは肝要でしょうが、万が一不幸な事態に陥った場合には、 山の中でも落ち着いた判断を心がけたいものだと自戒した初講習でした。

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