埼玉森林インストラクター会
2015年5月2日

埼玉県民の森 春の自然観察会2015




報告・村松 瞳

 平成27年5月2日(土)、秩父郡横瀬町芦ヶ久保にある県民の森にて、自然観察会を行いました。小学生からシニアの方まで幅広い年齢層で、総勢17名の方にご参加いただきました。 案内人は野の草花に詳しい、森林インストラクター高杉茂氏が務め、村松がサポートしました。

 観察会は中央広場から始まり、日当たりのよい南斜面を歩きながら、アケボノスミレやタチツボスミレ、ヒナスミレなど7種類のスミレを観察しました。 ニオイタチツボスミレのポイントでは、名前の由来になっている花の香りを嗅ぐため、参加者がスミレに鼻を近づけてかすかな甘い香りを体験し、楽しまれていた様子が印象的でした。 南斜面から記念植樹地へと辿り、そこから沢へと続く道では、形がそっくりなミミガタテンナンショウとマムシグサを観察したり、ヒトリシズカの雌しべと雄しべをルーペで観察したりしました。 道中では、出発前に参加者へ手渡された樹名板を、各自気に入った木や草花のところで記名し、札を立てました。

 昼食は、新緑の木漏れ日とカラ類のさえずりに包まれた県民の森の中央部に位置するデイキャンプ場にてとりました。 そして、午後一番、公園の管理事務所の職員の方が素晴らしい観察ポイントがあるといって浄水場へ案内してくださいました。 浄水場の中に入るとモニターがあり、画面には子育て真最中のムササビが映っていました。 浄水場のすぐそばにカメラの入ったムササビ用の巣箱が設置してあり、そこからリアルタイムの映像を送っているとのことです。 参加者はムササビの親子の可愛らしい姿にくぎ付けになっていました。

ニオイタチツボスミレ

 観察会の最後にも、公園の管理事務所の職員の方からサプライズがありました。中央広場へと向かう道中、職員の方に案内され、少し寄り道をして向かった先では、埼玉県で準絶滅危惧種に指定されるヤマブキソウを観察することができました。 参加者の方々はデジカメやスマートフォンのカメラ機能で夢中で撮影をされていました。

 今回の観察会では全部で30種類ほどの草花を観察することができました。天気にも恵まれて、参加者、案内人ともに有意義な時間を過ごすことができました。



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