秋ヶ瀬公園管理事務所は、県の蝶で準絶滅危惧種に指定されている「ミドリシジミ」の生息環境を改善するため、食草であるハンノキの再生プロジェクトを立ち上げました。そのブレーンとして、計画立上げ段階から埼玉森林インストラクター会の会員が同プロジェクトに参画しています。
数回にわたる事前調査等を経て、同プロジェクトが具体的に稼働する運びになりまた。 活動は管理事務所と協同で行っています。
当面の活動としては、2023年10月5日にハンノキの種の採取を行い、2023年11月29日に5本のハンノキの苗木を植樹する用地の下草刈りを行いました。2023年12月12日にハンノキの苗木の植樹を行う予定です。
秋ヶ瀬公園はさいたま市桜区に位置し、荒川に沿って展開する県内最大規模の県立公園で、関東最大級のハンノキ林があります。ミドリシジミの幼虫は樹高2m程度のハンノキ若木の葉を食べて育ちます。埼玉県は1991年11月14日(県民の日)に埼玉県誕生120年を記念して、ミドリシジミを「県の蝶」に指定しました。
環境保全のシンボルと言われる「ミドリシジミ」が生息する環境を、次の世代へ引き継ぐために本プロジェクトに取り組んでいます。
11月29日の下草刈では、カヤネズミ、ニホンアカガエル、アズマヒキガエル、カナヘビなどが現れました。又、草の中からハンノキの実生が姿を現しました。秋ヶ瀬公園の自然度の高さが伺えます。
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