埼玉森林インストラクター会
2008年12月14日  埼玉県坂戸市

自然素材で何作る?



text by 秋山進
クリスマスリース

12月14日に坂戸市の環境学館いづみで、小学生を対象にした『自然はともだち』のイベントが開催されました。テーマは、自然の素材を使ったクラフト作りです。

テーマはクラフトに限定されている訳ではないのですが、時間が2時間、周囲に自然豊かな場所がないという条件で、やれることは限られています。 初めて講師を務めたときは、近隣の公園で「自然の素材でビンゴ」を行いましたが、翌年から12月というクリスマスの時期にもぴったりなリースを作ったところ、これが案外好評で、その後クリスマスに関連したクラフト(リースやツリー、オーナメントなど)作りが続いています。 ⇒昨年と一昨年の様子はこちら

今年は「リース」と「葉っぱのクリスマスカード」を作ることになりました。 ひと苦労するのが素材集め。「自然は友だち」というテーマからすれば、子供たちに少しでも実際に素材を集めてもらって作れればいいのですが、いかんせん2時間では無理な話です。なので素材は私たち講師が手分けして集めています。 毎年開催日1ヶ月前からの週末は素材集めに奔走。近所の公園や近くの山などそれぞれが思いつく場所で色々な素材を集めます。ちなみに私は通勤の途中の駅で下車してマツボックリを大量に集めました。


並べるとそれなりに壮観

さて、そのようにして集めた今年の素材は・・・
マツボックリ、ムクロジ、ヒノキ、マテバシイ、コナラ、シラカシ、スダジイ、クヌギ、クルミ、オナモミ、ヤマノイモ、ヘクソカズラなどなど。

そしてイベント当日。今年も20名近い子供たちが集まってくれました。
簡単な素材の説明の後、作り方を説明し、作成開始。みんな真剣な目で集まった自然の素材を選んで、リースに飾り付けていきます。
毎年この講師を務めていて感じるのが、子供たちの真剣さ。当初は「高学年の子たちにはちょっとつまらないかな」なんて心配もしていたのですが、なんのなんの、みんなとても真剣にクラフトを楽しんでいます。普段あまり接しない自然の素材を使っているからなのでしょうか?
そしてもうひとつは、その作品の出来の良さ。事前に見本として私たち講師も作るのですが、子供たちが作ったものにはかないません。「その素材をそう使うか!」「えらく細かい手仕事だねぇ」などといつも驚かされます。純粋な子供の感性ってすごいですね。
さらにもう一つは、保護者やボランティアでお手伝いいただいている大人の皆さんの熱中度。始めは子供の手伝いのつもりでも、次第に自分が熱中していって、そのうちお子さんそっちのけで作品作りに励む方も(講師としては楽しんでもらえていて嬉しいことですけどね)。


リースの作り方を説明中

そんなこんなで2時間はあっという間に過ぎ、みんな個性豊かなリーとクリスマスカードが出来上がりました。

ちなみに今年は少しでも子供たちに自然に触れてもらおうと、カードに使う葉っぱは自分たちで事前に取ってきてもらいました。カードに使う葉っぱを捜すという目的で普段なら目を留めることのない身の回りの木々を見ることで、子供たちそれぞれに何か「気づき」があったら嬉しいです。

出来上がったリースをみんな大切に持ち帰りました。それぞれの家でクリスマスを華やかに飾ってくれたことでしょう。さて、来年は作ろうか? 回を重ねるごとに少しずつ内容に工夫を凝らし、子供たちに「自然は友だち」と感じてもらえるイベントに出来たらなと今から知恵を絞っています。

【クリスマスリースの作り方】

1.ベースを作る〜1

園芸用の針金を芯にして、新聞紙を巻く。

2.ベースを作る〜2

新聞紙の上にカラーの模造紙を巻く。英字新聞などでもオシャレかも。

3.ベースを作る〜3

ベースを丸輪にする。吊り下げ部分も輪にすると飾りやすい。

4.飾る

ヒノキの葉を一通り貼り付けてベースを目立たなくしてから、木の実を飾りつける。使うのは木工用ボンドやグルーガン。大きな実は細い針金でも。

5.完成

木の実のほかにも、お好みでリボンや綿、市販のオーナメントなどを飾って完成!

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